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二代目桂枝雀師匠の有名な緊張の緩和。
これは陰陽論です。
各論で出てくる「離れ、合わせ、離れ合わせ、合わせ離れ」=「陽、陰、陽中の陰、陰中の陽」です。
どの世界に生きる人たちも究極は陰陽をやってるわけです。
◎患者 息子
■主訴 アレルギー性結膜炎による目脂、ただれ。
■現病歴 2~3日前からそれっぽいことを訴えていたが、忙しくてほったらかしていたらひどくなってきたので治療(すんません😥)。
■腹診 肺虚、脾虚、心実、肝実、腎平。
■脉状診 浮、数、実。
■比較脉診 肺虚、脾虚、心実、肝実、腎平。
■証決定 肺虚肝実証。
■適応側 病症に偏りなく男性なので左。
■本治法 
左太淵に銀1寸3分1番鍼にて補法→検脉→肺が充実。脾がまだ出てないので次いで左太白に補法→検脉→脾が充実。相剋する心と肝の実が治まったので陽経を診ると左関上浮かして胆の脉位に虚性の邪が触れるので、左右の目を見比べると右外眼角(瞳子髎)のただれがひどいので右胆経を切経して最も邪が客している懸鐘に堅に応ずる補中の瀉法→検脉→胆経の邪がとれて陰陽が整い和緩を帯びたので補助療法、標治法に移る。
■補助療法
□宮脇奇経治療 右列缺-左照海+右合谷-右陥谷に主穴に5壮、従穴に3壮で知熱灸。
施灸後、主穴に金粒、従穴に銀粒を貼付。
■標治法
□督脉を利用して清熱するために上星に瀉的に刺鍼。
□天柱、風池に瀉法。
□陽白、攅竹、晴明、承泣、太陽に瀉的散鍼。
■経過 治癒。
◎アレルギー性結膜炎の病因病理

目は肝の外候ですが、五臓配当では結膜は肺の司りです。
なので結膜炎は肺の変動です。

■肺魄
肺の働きを一言で表すと【魄(はく)】です。
魄とは肺臓に宿る神気です。
聖典『霊枢』本神篇に、「精と並びて出入するのが魄」とあります。
精とは腎臓に宿る神気ですが、これは先天(父母から与えられしもの)と後天(飲食物)の原気です。
ここで言う並びて出入する魄とは五官(視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚)です。
外部の情報を精神中枢に伝える体表の超高性能センサーが肺魄です。
と同時に皮毛を収斂させて内外の外敵から身を守っています。

何らかの原因で肺魄が失調するとこれらの機能が十全でなくなり、アレルゲンの侵襲を許してしまい、目に昇って発症します。

■皮毛を司る
今述べたように、肺は皮毛を司ります。
肺は五行では金に属します。
金には収斂の性質があります。
皮毛を収斂(引き締めて)して内外の外敵から身を守っています。
肺が変動(虚実が発生)すると、皮毛に影響し、内外の外敵の侵襲を許してしまいます。

■粛降を司る
肺は金性で収斂下降の気を司ります(粛降)。
一方肝は木性で発散上昇の気を司ります(疏泄)。
肺気の粛降と肝気の疏泄(昇発)の絶妙なバランスによって人体の気の昇降運動がなされています。
肺気が降りれなくなると肝気の昇発が過度になり肝火が亢ぶります。
あるいは心火と相まって、心肝の火旺が上焦を衝くと様々なアレルギー症状を発症します。

■気虚
肺は気を蔵します。
この気をエネルゲンにして相傅の官として治節を発揮します。
気が不足すると気虚を招きます。
気が不足する最大の原因は気の使い過ぎです。

■気滞
気が不足しても気が滞るし、抑圧がかかれば気が滞ります。
ストレスや執着心ですね。

■治療
肺の変動ということは肺虚か肺実です。
これを見極めて、つまり虚実を弁えて補瀉調整し、生命力を強化することが本質治療です。

そして病体に応じて適切な対症療法、経絡治療では補助療法、標治法を施すと早く治ります。
本日、検査日なので午前の臨床をお休みにして病院に行って来ました。

ウルソー(熊胆)と妻の胆のう改善食と経絡治療(本治法・宮脇奇経治療・子午治療・古野式経絡頚腕調整療法)を続けた結果、以下のように改善しました。
下が3ヶ月前で石と濁った胆汁で胆のうが真っ白です。
上が今日、明らかにきれいになっています。
胆石はまだあります。
6ミリです。

ただし、前は胆汁で濁って分からなかったのですが、きれいになって見やすくなったらポリープが2ヶ所みつかりました😲
上が今日、下が3ヶ月前。
でも本当にきれいになっていますね。
ということで、みなさんのお陰で(現代医学+東洋医学+食養生)、脂でギタギタになって悲鳴をあげていた胆のうがきれいに復活しました。
特に2度の胆石仙痛では、奇経と子午と経絡頚腕調整療法によって助かりました。
これらは経絡治療における補助療法ですが、あらゆる疼痛に(急性・慢性区別)救急法として重宝します。

ポリープは想定外でしたが、胆のうがきれいになったから見つけられたわけで前向きにとらえています。
ポリープを小さくできるように胆石を溶かせるように、引き続き現代医学+東洋医学+食養生の三位一体で体を癒し和らげ治し防いでいきます。

自分で自分に本治法ができるって最高に有り難いことですね。
疾病治療で最も大事なことは生命力(自然治癒力・免疫力)の強化です。
本治法の技術を上げることは患者さんを救うことはもちろん、自分を救うことにもなります。
これに関しては、学術団体に所属して毎月例会に行って勉強してるので何の心配もありません。
これが特定の流派の学術団体にしっかりと根を下ろして所属する強みです。
また、指導する側なので日々の技術修練をサボれないのが本当に有り難く感じます。

「教えることは教わること」

師匠の教えの通りです。
学びに天井はありません。

それだけでなく、本会会員は宮脇優輝先生の恩恵を受けることができ、本当に恵まれていると思います。
師匠には遠く及びませんが、日々の臨床で奇経治療の凄さと有り難さを本当に感じます。
あらためて感謝申し上げます。
みなさんも是非宮脇奇経を学ばれることを強くお勧めします。
もちろん経絡治療も!
一昨日の23時頃、急性胆のう炎を再発。
◎応急処置
■経絡頚腕調整療法
コバルト1寸3分二番鍼にて、右鎖骨上窩の圧痛点に刺鍼すること数回、正気を保てるまでにはなる。

■宮脇奇経治療/子午治療
右季肋がカチカチになっているので手少陰脉と判断、定側の左通里-左太衝にテスターを貼るが痛みが変わらないので胆のうがある側の右通里-右太衝に貼り換えると少し良さそうなので、通里に5壮、太衝に3壮で奇経灸、更には子午治療で左腕骨に7壮施灸。
これ1セットとし繰り返すこと7~8セット、痛みが消失。
正に死地から生還した心地でした。
この世のものとは思えない激痛に、流石に今回はアカンと思いました。
救急車を呼んでもらおうとしましたが、どうせならと七転八倒しながらカバンを開いて治療道具を取り出し鍼を持ちました。
鍼灸師の性ですね。
止めどなく襲ってくる怒濤の痛みに何度も持っていかれそうになりました。
額から冷や汗が滴り落ちてきました。
あんな嫌な汗は記憶にありません。
何とか脉状も診れましたが伏脉になっていたので結構危なかったんだと思います。

それでも鎖骨上窩に刺鍼すると正気が戻り、通里-太衝と腕骨にひたすら施灸を繰り返して痛みが和らいでいき、ついには病邪を退けることに成功しました💦
◎考察
再発に至った原因を分析してみました。

■湿痰
年明けに急性胆のう炎を発症してから、生活面を見直し気を付けていたのですが、少しくらいならもう大丈夫だろうと思って当日の夜に外食したのですが、その後に発作が起こりました。
脂質や刺激物は湿痰という病理産物を温床します。
湿痰は気血の巡りを阻みます。
胆汁の分泌もこれに類推します。
■生気の虚
もうひとつの要因がトリガーとなりました。
外食して帰宅後に入浴。
どういうわけかいつもより長風呂をしてしまい疲れたので、風呂上がりしばらく横になっていました。
その最中に発作が起こったのです。
長風呂は体力を奪います。
体力=生気です。
入浴によって発汗しますが、発汗すると津液が失われます。
津液ともにソウリが開くので気も漏れます。
気陰両虚によって生気が損なわれると相対的に邪気が亢ぶります。
邪気>生気

話は変わりますが、長風呂や半身浴は陽実証の人以外はあんまりやらない方がいいですね。
デトックスということばが独り歩きしていますが、同時に生気も損なうことをお忘れなく。
■内傷なければ外邪入らず
邪気がそれほどでもなければ、あー疲れたなということで、生気が回復するまでしばらく休息すれば済む話です。
ですが、前述したように今夜に限って湿痰という下地をこしらえていました。
この邪気が生気の虚に剰じて猛威を振るい、抗えるだけの生気は気陰両虚のために皆無で、急性胆のう炎を再発してしまったものと推測します。
油断大敵とは正にこの事ですね。
よく鎮痛できたな、それ以上にあの痛みの中でよくもまあ治療できたなと思います。
奇経治療、子午治療、経絡頚腕調整療法は、本会では経絡治療の補助療法と位置づけられていますが、救急法としても非常に優れています。
前回の胆石発作に引き続き今回も身をもって文字通り痛いくらいに痛感しました。
そして即効性だけでなく、持続力もあるようです。
宮脇優輝先生は奇経治療は第二の経絡治療であるとしていますが、その通りだと思います。
今回のように急性期は急なれば標を治療します。
緩解期は緩なれば本を治療します。
生気を補い生気を妨害する邪気を瀉して生命力を強化します。
湿痰を除去するために、毎日肝虚脾実証で、胆のうが右にあるので健康側の左を適応側として左の肝経と腎経(だいたい土穴か水穴を選穴しています)を補って右の脾経を瀉しています(陰陵泉か地機に邪が客しています)。
たまたま上手いこといきましたが、胆石による急性胆のう炎を発症した場合は是非病院に行ってください。
女性の患者さんがお産より痛かったと仰っていましたが、石の痛みはやっぱり尿管にしても腎臓にして死ぬほど痛いです。
自分の勉強だなどとは考えないで潔く病院に行きましょう!

ただし、動けなくて救急車を待っている間で少しでも楽になれればとか、何らかの理由でどうしても今手を下さなければならないということであれば、胆石の場合は、右鎖骨上窩の刺鍼で腫れがひきます。
右通里-右太衝か右太衝-右通里か右内関-右公孫の奇経治療と左腕骨の子午治療で痛みが引くまで多壮します。
3つの奇経の選択はテスターを貼ってみて一番楽になる奇経が正解です。

尿路結石の場合は、腹部の痛む箇所が何経の流注上かを鑑別してその経に対する子午陰陽関係の経絡を使います。
臍の傍らの腎経上が痛いのであれば大腸経、その横の胃経上が痛いのであれば心包経、その横の脾経上が痛いのであれば三焦経、その横の胆経上が痛いのであれば心経を使います。
絡穴、原穴、郄穴に反応が出ます。
それぞれのツボを押さえて痛みが和らぐかを確認してください。
必ず患部と反対側の経絡を使ってください。
右腎経痛なら左の偏歴か合谷か温留、右胃経痛なら左の内関か郄門、左脾経痛なら右の外関か会宗、左胆経痛なら右の通里か神門に鎮痛するまで多壮します。
上手くいくと痛みが去ってトイレでコロンと石が下ります。

ですが、自分では手に負えないときは医療機関に委ねるべきです。
くれぐれも無理はしないでください。
僕も次回発作が起こったときはどうなるかは分かりません💧

以上ご報告申し上げます🙇
(中外製薬HPより転載)
大阪で会議のあと、電車待ちの間にミオで晩ごはん。
ところが詰めていた歯がとれ噛み締めると痛い。
折角のご馳走を目の前にして食べれないのは辛いので応急処置。
左の上の歯が痛いので足の陽明胃経の変動。
宮脇奇経治療では足の陽明脉。
患側の陥谷-合合にテスターを貼って効果判定。
噛み締めても痛くないので主穴である陥谷に金粒、従穴である合谷に銀粒を貼付(いつなんどき誰でも治療できるように常に治療道具一式携帯しています)。
お陰さまで天王寺の夜景を見ながら完食できました。
東洋医学から診た歯痛の病因病理

実はこれ瘀血です。

■大原則
気が動けば水が動き水が動けば血が動きます。
気が滞ると水が滞り水が滞ると血が滞ります。

■気滞・湿痰・瘀血・邪熱
気が滞ると気滞を生じ、水が滞ると湿痰を生じ、その結果血が滞ると瘀血が生じ、最終的に邪熱を生じます。
この邪熱が上逆して歯に集中すると歯痛を発症します。

■気滞→瘀血→火化→邪熱
さらに分析するとこうなります。
気が滞ると瘀血という病理産物を生じます。
気が巡らないので最初は冷えますが長らく停滞すると発熱します。
火化です。
なぜででしょう?
気の停滞は緊張、軋轢、摩擦です。
手を力一杯握りしめると熱くなります。
見た目にも手が赤くなります。
緊張、軋轢、摩擦によって内圧が高まり温度が上昇します。
火化です。
こういう状態が体のどこかで起こっています。
そうして火化しますが、病的に生じた熱ですのでこれを邪熱とします。
古代の中国人は体を蝕む要因を邪としました。
秀逸だと思います。
火熱は陽邪ですから虚熱実熱の違いはあれ上昇拡散します。
そうして手足の陽明経に飛び火すると歯が痛みます。

■気滞の病因病理 
歯痛は気滞から始まるわけですが、気が滞る最大の原因は七情の乱れです。
今風に言えばストレスです。

ストレスを受ける→気が滞る(気滞)→長らく停滞すると→緊張・軋轢・摩擦し内圧が亢進→火化し→邪熱が発生→上昇拡散→体のあちこちで更なる気滞・湿痰・瘀血・邪熱を生じ→疼痛。

それが歯に集中したのが歯痛です。
正に通じなければ病むです。
■ストレスは最強の外邪
社会生活を余儀なくされるわけですから、直接的であっても間接的であっても対人関係によるストレスがほとんどです。
なのでストレスは最強の外邪です。
歯痛の鍼灸治療
◎本質治療
ストレスに対応する五臓は肝臓ですが、失調する原因でもあります。
肝気が滞ると肝火を生じます。
■肝火が肝陰肝血を焼き払うと肝虚証になります。
■肝陰肝血は腎陰腎精にフォローアップしてもらっいる肝腎同源の間柄にありますから肝火が腎陰腎精を焼き払うと腎虚証になります。
■肝火が同じ中焦にある脾に横逆すると脾虚肝実証になります。 
■肝火が上逆して肺を衝くと肺虚肝実証や肝虚肺実証になります。
■天一水を生じ地二火を生じます。
水は陰性ですから下降します。
火は陽性ですから上昇します。
火は上焦に玉座し心臓という働きを発揮します。
火だけだと燃え盛って火事になるので心臓には元々陰気が備わっています。
これを心陰心血とします。
肝火が上逆して心陰心血を焼き払うと心虚証や腎虚心実証になります。

証とは病因病理と治療法ですから証に従って虚実を弁えて補瀉調整し病因病理を解決することを治療の第一とします。

◎対症療法
五臓の変動によって生じた邪熱が手足の陽明経に飛び火すると歯痛が起こります。

■宮脇奇経治療
□上歯痛 陥谷-合谷
□下歯痛 合谷-陥谷
□歯茎はこの逆
□上前歯 督脉
□下前歯 任脉
□任督は男女で逆との説がありますが追試してください。

■刺絡鍼法
□上歯痛 レイダ
□下歯痛 商陽
□歯茎はこの逆
□患部の周辺の血絡から採る(※絶対に患部に直接はしないこと)

■子午治療
□沢田眞伝流では上歯痛には胃-心包で厥陰兪。
厥陰兪は肝と同じ厥陰経で瘀血を動かします。このような同じ働きをもつ経同士を共軛関係とします。

■経絡頚腕調整療法
□顎下のキョロッとした硬さの硬結を見つけこれを実所見とし、その硬い中に軟らかい虚の所見があり、あるいは上下左右にありその実の中の虚の所見にてい鍼をソーッと当てて補い取る。

■標治法
患部に瀉的に刺鍼。

◎養生法
気滞の原因であるストレスを溜めないこと。
夢分翁は三清浄(三つの清まし)にて欲心(むさぼり)・圭怒(いかる)・愚痴(おろか)の三毒を慎むことの大事を説かれています。
思うところ多々あります。
怒るだけ損やなぁと(^_^;)
ストレスからの気滞・湿痰・瘀血・邪熱は歯痛にとどまらずあらゆる病気の温床になります。
何故虫歯が広がるか?
それは火は風を生むからです。
邪熱から風邪が発生します。
風の遊走性に載って広がっていくのです。
アトピー性皮膚炎のかゆみも同じです。
もっと言えばがんの転移もそうです。
取り敢えず怒りと執着を捨てることをお勧めします。
がんといえでも病因病理を解決するのが本質で治療の核の部分になります。
流派によって様々だと思いますが、経絡治療では本治法になります。
何らかの全身調整、全体治療で生命力の強化を図ることを第一とします。
ここに述べる治療法は流派を選ばず誰でもできるがん性疼痛に対する治療法です。
対症療法ですが、気血を調整する方法ですので即効性とそれなりに持続性があります。
少しでもお役に立てれば幸いです。

■膵臓がん
□奇経治療
左内関-左公孫か左公孫-左内関+左照海-右列缺に主穴に知熱灸5壮従穴に3壮、自宅で金銀粒貼付、ドライヤー灸(5秒間温めるのを1壮として)5壮3壮でセルフケア(痛む度に)。
陰維脉か衝脉かはテスターを貼って腹部や背中のはり違和感がより変化する方とします。
□子午治療
脾-三焦で右外関に太鍼(金鍼30番、古代鍼、中国鍼)を接触して補い、効果を持続させるために知熱灸5壮して金粒貼付、自宅でドライヤー灸5壮でセルフケア(痛む度に)。
□経絡頚腕調整療法
左鎖骨上窩、欠盆を中心に最圧痛点を探してい鍼を当て気至るを度として鍼を取る。気至るが分からない人は6呼吸接触し続けて取る。
□標治法
左膈兪の脊際に円皮鍼。

■食道がん
□奇経治療
照海(患側)-列缺(健側)か列缺(患側)-照海(健側)+内関(患側)-公孫(患側)か公孫(患側)-内関(患側)。
※腫瘍が左右どちら寄りにあるかである方を患側とします。
患側が分からなければ恥骨の高さで腹直筋の外縁を押さえて圧痛の強い側を患側とします。治療とセルフケアは上記と同じ。
□標治法
督脉上の反応点で患側の脊際に円皮鍼。

■前立腺がん
□奇経治療
照海(患側)-列缺(健側)+公孫(患側)-内関(患側)。

■肝臓・胆のうがん
□奇経治療
右通里-右太衝か右太衝-右通里か右内関-右公孫。
□子午治療
肝-小腸で左腕骨。
□経絡頚腕調整療法
右鎖骨上窩の最圧痛点。
□標治法
右膈兪脊際に円皮鍼。

■胃がん
□奇経治療
左列缺-右照海か左照海-右列缺+左内関-左公孫か左公孫-左内関。
□経絡頚腕調整療法
左鎖骨上窩の最圧痛点。
□標治法
左膈兪脊際に円皮鍼。

■虫垂がん
□奇経治療
右照海-左列缺+右陥谷-右合谷。

■肺がん
□奇経治療
照海(患側)-列缺(健側)+陥谷(患側)-合谷(患側)。

■大腸がん
□奇経治療
照海(患側)-列缺(健側)+陥谷(患側)-合谷(患側)。
※大腸出血がある場合はカネコ点に八卦皮内鍼法してその上から知熱灸3~5壮。
カネコ点は臍から左上前腸骨棘を結ぶ線上で棘から臍に向かい1/3のところを第1点、その上下を第2点第3点として最圧痛点を治療点とします。 

■肛門がん
□奇経治療
①孔最(健側)-照海(患側)。
②孔最(患側)-照海(健側)。
※孔最-照海は任脉の変法で、尺沢と曲池と孔最を結んだ三角形の中央かやや肘よりの陥凹部の中の圧痛硬結をこの場合の孔最とします。

■子宮がん
□奇経治療
照海(患側)-列缺(健側)+太衝(患側)-通里(患側)か公孫(患側)-内関(患側)。

■卵巣がん
□奇経治療
照海(患側)-列缺(健側)+太衝(患側)-通里(患側)か陥谷(患側)-合谷(患側)。

■乳がん
□奇経治療
照海(患側)-列缺(健側)+陥谷(患側)-合合(患側)。

■脳腫瘍
□奇経治療
照海(患側)-列缺(健側)+後谿(患側)-申脈(患側)。
※腫瘍の場所によってはえんげ障害が出るのでその場合は舌診して舌歪する側の内関-公孫をプラスします。

■膀胱がん
□奇経治療
照海(患側)-列缺(健側)+陥谷(患側)-合合(患側)。

■甲状腺がん
□奇経治療
照海(患側)-列缺(健側)+陥谷(患側)-合合(患側)。
□子午治療
患側と反対側の健側の蠡溝か大鐘。
患側が分からなければ人迎の圧痛の強い側を患側とします。
患者 弟。
主訴 右足関節捻挫。
現病歴 昨日歩行中にグニャッとやってしまった。テーピングをしてそのまま過ごしたが今日になって歩けないほど腫れて痛い。
先ず鎮痛のため応急処置。
八卦皮内鍼法を施す。
最圧痛点をに印をつけ、上下左右斜めの八方向から皮内鍼を仮止めし、最も痛みが和らぐ方向から止め固定。
その上から知熱灸3壮。
→痛みが和らぎ足が動かせるようになる。
次いで宮脇奇経治療。
通常であれば奇経腹診で奇経パターンを決めるが、急性のものは病症で決める場合があります。
足首を動かさせて患部の流注から変動経絡を割り出す。
足首の内側~内踝~アキレス腱が特に痛むので肝経か腎経である。
太衝-通里と照海-列缺にテスターを貼って痛みの度合いを比べると照海-列缺の方が和らぐので照海に金粒、列缺に銀粒を貼付しその上から主穴に5壮、従穴に3壮知熱灸。
→さらに痛みが和らぐ。
次いで子午治療。
患部の変動経絡が腎経と特定できたので子午陰陽関係に当たる反対側の左大腸経を切経すると偏歴が外虚内実になっているので、古代鍼を接触して補い、刺鍼後金粒を貼付してその上から知熱灸5壮。
→さらに痛みがひく。
ようやく落ち着いたので診察診断。
経絡腹診 肺虚、脾虚、心実、肝実、腎平。
脉状診 沈・数・虚やや堅。
比較脉診 肺虚、脾虚、心実、肝実、腎平。
証決定 肺虚肝実証。
適応側 右足関節捻挫で病症に偏りがあるため健康側の左側を適応側とする。
本治法 銀鍼1寸3分一番鍼にて左太淵に補法→検脉→肺の脉が充実して脉が締まる。母経の脾がまだ虚しているので左太白を補う→検脉→脾の脉が充実してさらに脉が締まる。相剋する心肝の実が治まる。陽経を診ると右関上浮かして胃の脉位に虚性の邪を触れるので、患側の右胃経を切経して最も邪の客している上巨虚から枯に応ずる補中の瀉法→検脉→邪が取れて寸関尺が整ったので治療を終える。

足関節捻挫の病因病理

確かに外傷ですが、その背景には怒傷肝という病因病理が存在します。
負傷前に何らかの過度の感情の起伏があります。
多くは怒りです。
怒は陽の感情で肝に影響を及ぼします。
肝火となって上に昇ります。
いわゆる鶏冠に上るとか怒髪天とかいうやつです。
気が上に集中するので足元が疎かになり捻挫してしまうのです。
嘘のようなホントの話です。
肝火が肝陰を焼き払えば肝虚証になり、肝火が実に転じれば肺虚肝実証か脾虚肝実証になります。
捻挫は肝の変動ですが、経絡治療学では虚実を弁えて補瀉調整します。
急性症は対症療法(経絡治療家でいう標治法や補助療法)が大切です。
八卦皮内鍼法、宮脇奇経治療、子午治療は抜群の消炎鎮痛効果を発揮します。
そして本治法で気血を整えることで生命力(自然治癒力・免疫力)が強化され経過が良くなります。
夢分翁も三つの清ましで戒めているように、怒るとロクなことがありません。
分かっててもやってしまうのが人間の業でありそれを肯定するのが臨床ですが、気をつけるにこしたことはありません。
浮脉は浅く刺鍼します。
沈脉は深く刺鍼します。
数脉は手早く刺鍼します。
遅脉はゆっくりと刺鍼します。
虚脉は生気を補います。
実脉は邪気を瀉します。
これを原則として、遠心性に広がっている脉は締まるように刺鍼します。
求心性に締まっている脉は余り締めすぎないように刺鍼します。
■遠心性に広がった脉
現す病理状態は陰虚内熱です。
陰という冷やす、潤す、引き締める性質の気が虚損した状態ですから冷やせないので熱を持ち、潤せないので乾燥し、引き締められないので広がります。
そうして生じた虚熱が上昇拡散し肩こり、のぼせ、不眠などの虚熱病症が現れます。
だから脉状もどんどん発散しようとして広がった脉になります。

手技手法は脉を締めるように刺鍼します。
その大要は抜鍼の際に左右圧をかけて抜くことです。
■求心性に締まった脉
現す病理状態は陽虚外寒です。
陽という温める、乾かす、緩める性質の気が虚損した状態ですから温められないので冷え、乾かせないので水が溢れ、緩めることができないので緊張して堅くなります。
手足が冷え、元気がなくなり、浮腫みなどの気虚や陽虚の病症が現れます。

もうひとつ、陰実証でも脉が締まってきます。
気血が滞るので発散できず瘀血という病理産物による様々な病症が体を蝕みます。

陽虚外寒の脉状は陽気を逃がさないように締まった脉になります。
締まって弱い脉です。
陰実証の脉状は気血が停滞して陽気が発散できず締まった脉になります。
締まって硬い脉です。

締まって硬い脉は毫鍼で脉が締まりすぎないように刺鍼します。
鍼を45度以下にしできるだけ寝かせて刺鍼します。
そして抜鍼の際には左右圧をかけずに抜きます。
脉は充実しますが締まらずに緩んだ脉になります。

締まって弱い脉は毫鍼ではドーゼを過ぎるのでてい鍼で刺鍼します。
てい鍼は尻尾に丸い玉がついているので脉が締まらないようにできています。

沈んで硬い脉の患者にてい鍼で刺鍼するとドーゼが足らないのでスッキリしません。
沈んで弱い脉の患者に毫鍼でいくら締まらないように刺鍼してもドーゼを過ごすので具合が悪くなります。

病理の違いはあるにせよ、不妊症で見えられる患者さんのほとんどが脉が締まっています。
細虚とか細堅細緊の脉状です。
脉状に応じた手技手法ができないと、スッキリしないとか具合が悪くなります。
患者の口をついて出てくるのが「私は鍼があわない」です。
鍼のあわない患者はいません。
正確には患者にあわせた鍼ができないというのが本当のところです。

適切な治療のドーゼやそれに応じた手技手法を鑑別するための究極のツールが脉状です。

補法にはここに挙げただけでも三種類の手技手法があります。
瀉法は六種類あります。
これらは最初に手技手法があって脉状があったのではありません。
あくまで脉状(患者の病理状態)を糸口にして手技手法が編み出されたのです。

脉状に従って手技手法を選び刺鍼することは、断崖絶壁を最も安全なルートで渡るのと同じようなもです。
経絡治療家にとって最も信頼のおける水先案内人です。
朝、母親に鍼する時間あるかと聞かれ、どうしたのかを問うと、昨日ジムでインストラクターについてストレッチの指導を受けたところ、段々と全身に痛みが広がり、しばらくせぬ間に悪寒が始まり、帰宅後発熱、解熱鎮痛剤で熱はすっかりひいたが、今朝もまだ全身が痛いし悪寒が残っている。
これはどこかに熱を持っている。
炎症。
にも関わらず悪寒する。
これは内に熱を持ったためにその反動で表の陽気が不足して悪寒する。
治療は清熱が本で、悪寒は標である。

脉を診ると浮・数・虚でやや硬い。
比較脉診は脾虚、心虚、肝実、腎実、肺平。
腹診も同じく脾虚肝実を呈している。
以上の体表観察より、肌肉に熱を持っていると診た。
筋肉から関節まで広く包括するのが肌肉。

症状に偏りがないことから、女性の優先適応側である、右からの脾虚肝実証で治療。

炎症しているので、六十八難病症選穴より身熱を主治する火穴を選穴し、右大都に銀鍼1寸3分一番鍼にて補法→検脉→脾が充実。次いで労丘に補法→検脉→心が充実。相剋する肝腎が平になる。陽経を診ると右関上胃の脉位に虚性の邪が浮いてきたので、脉位の右豊隆から枯に応ずる補中の瀉法→検脉→脉が整う。
本治法の最後に左陽池を補う。

標治法は、ストレッチで炎症するぐらいだから、ドーゼは軽い方がいいので全身に接触鍼で気を流すように散鍼して終了。

症状軽快。

今回の症例で再確認したことは人の体に何らかの刺激を与えるときは腹八分目が危なげないですね。
良くならなかったら良くなるまで来てくれますが、悪くしたら二度と来てくれなくなります。
母親も二度とこのジムには行かないと言っていました。
治療も同じです。
序列ですが、もちろん良くなった、治ったが一番最高ですが、先ずは来たときより悪くしないで帰っていただく位の心持ちで治療することが肝要です。
効を焦ってやり過ぎるとろくなことがありません。

僕は治療後や再診時に経過を尋ねて「特に変わりません」と仰った場合は、口では「特に変わりなしですね」と返しますが、心の中ではガッツポーズです。
だって、誤治反応はでなかったということですから間違った治療はしていないということになります。
またドーゼもオーバーしていないということにもなります。

脉、肌艶、顔色、患部の筋肉の緩みなど、体が変化すれば必ず良くなっていきます。
患者任せではなく、治療家が主体性を持って臨床を進めていけるように体表を綿密に観察して、変化が見られたら自信を持って治療を終えましょう(*^^*)

※補足
三焦経は虚実に関係なく、寒熱に使えます。
左の三焦経を補うと体が温まります。
右の三焦経を瀉すと体が冷めます。
病症によって使い分けると便利です。
朝方、便意で目が覚めた。
時計を見ると5時30分。
もちろん下痢。

トイレから出て眠たい目を擦りながら脉を診る。
腎虚になっている。
お腹も腎虚。
脉証腹証病証がピタッと揃ったので治療。

鍼ケースから銀1寸3分一番鍼を取りだし右の陰谷を補う→検脉→左尺中沈めて腎が充実。右寸口沈めて肺が虚しているので柳下てい鍼金メッキで右尺沢を補う→検脉→肺が充実。相剋経も陽経も整っているので本治法を終え、標治法は左曲池の1ミリ上の整腸点に知熱灸7壮。

就寝。

下痢に悩まされることなく午前の臨床を終えることができました。
下痢は、痢病と泄瀉に大別されます。
痢病は裏急後重で渋り腹、泄瀉はつつくだしです。
さらに詳しく五泄に分類されます。

鶏鳴下痢(けいめいげり)とは、明け方の一番気温が下がる(鶏が鳴くころ)
ときの下痢のことです。
正常な人の排便は、朝起きて朝食をとった後に、腸が刺激を受けて便意を感じてからです。
朝食前やまだ寝ているときに便意を催して、排便するのは異常で、たとえ便が
水様性でなくても、下痢ととらえます。

五更の刻(夜明け前)の下痢という意味で、五更泄瀉(ごこうせっしゃ)ともいい、陽虚という冷えが強い場合に起こります。

また5時-7時と17時-19時は大腸と腎の時間で、これを子午陰陽関係とします。
ということで腎の変動で鶏鳴下痢が起こります。
腎虚の場合、基本選穴は復溜ですが、下痢の場合は陰谷を使います。
合穴は逆気して泄らすを主治します。
適応側は男女共右側がいいようです。
これは右足は気を上げる作用があるからです。
古医書でもその事が記されています。
「清は本来は上にあるものです。それが腸胃に在るから下すのです。」
特効穴として左の曲池の1ミリ上の整腸点がよく効きます。
本日は、一般社団法人東洋はり医学会関西2月例会及び認定アレルギー専門鍼灸師養成講座アドバンスクラス最終回が、森ノ宮医療学園専門学校で開催されまし
た。
例会
◎午前の部
■臨床こぼれ話
■講義
□普通部1年・聴講 
経絡治療学基礎講座
□普通部2年 
経絡治療学実践講座
□高等部・研修部 
経絡治療学臨床講座
□研究部 
各班グループワーク
■各クラス治験発表
全12題
◎午後の部
■私の臨床室
■実技
□普通部1年~高等部 
古野式経絡骨盤調整療法
□研修部 
①浮実に応ずる瀉法・弦実に応ずる瀉法の基本刺鍼
②本治法トレーニング
□研究部 
各班実技検証
会員のみなさん、本日は何か収穫はありましたか?
昨日治せなかった患者さんを明日は治せるように、毎回1つでもいいので取って帰ってください。

中野は治験発表で講評を担当させていただきましたが、発表されたお三方とも素晴らしい発表でした。
講評でも述べましたが、復習がてらここに起こしておきます(*^^*)

☆1題目 急性腰痛と胃の不調
急性腰痛は肝の変動です。
胃腸は脾の変動です。
腰痛の奇経は前屈・側屈・回旋は外関-臨泣です。
後屈は照海-列缺です。
胃の不調の奇経は内関-公孫と列缺-照海です。
経絡頚腕調整療法では左鎖骨上窩で胃・膵臓を右鎖骨上窩で十二指腸・肝胆の炎症を取ることができます。
※鎖骨上窩は深刺しすると気胸の危険性があるので接触鍼かてい鍼で施術します。
標治法は右膈兪脊際で逆流性食道炎などの胃逆を解消できます。

☆2題目 肩関節痛
四肢は脾の変動です。つまり脾虚か脾実です。脾虚が入るのは脾虚証か肺虚証、脾実が入るのは肝虚脾実証か腎虚脾実証です。臨床では肝が本証になることが多いです。
適応側は同側の陰経がほとんどです。
奇経は三角筋の前は列缺-照海、真ん中は外関-臨泣、後ろは申脈-後谿ですが、外関-臨泣+照海-列缺のパターンが多いです。太衝-通里の場合もあります。
標治法は肩甲棘の外端の圧痛硬結で可動域が広がります。
何といっても刺絡が一番効きます。
患部を避けて周囲の血絡から採ってください。
☆3題目 指の腫れ痛み
指は曲がらないのは骨で腎、伸ばせないのは筋で肝です。
そして痰という病理産物が絡みますので、おおむね肝虚脾実か腎虚脾実です。
補助療法はそれこそ井穴刺絡です。
標治法は胸筋~小結節の間の圧痛硬結で手首から先に効きます。
参考にしていただけたら幸いです。
素敵な発表をありがとうございました(*^^*)

お昼休みはランチョンセミナーで熱弁させていただきした。
聴いてくださりありがとうございました。
大事なポイントだけ頭に入れてください。
“2025年問題、75歳以上の方が800万人、認知症患者がそれに追随し、医療資源の不足に伴い病院完結型から地域完結型の医療への転換、在宅患者が30万床増加。”
我々が成すべきことは2つ。
1つ目は、ケア会議に出席して多職種の方々に鍼灸の素晴らしさと鍼灸師にできることをアピールすること。
もっと大事な2つ目は、健康長寿、生涯現役を提供できる技術を身に付けること。寝たきり要介護者を減らすこと。それができるのが鍼灸です!
自分とこの治療室に来てくれてる患者さんにそれを成就してあげるのがベストです。
例会と並行して平成30年度第二回入会説明会を開催しました。
多数参加してくださりありがとうございました。
3月に第三回入会説明会を開催します。これが今年度最後の入会説明会となります。
再現性と客観的に優れた経絡治療を習得したい、宮脇奇経治療を習得したい、古野式経絡骨盤調整療法を習得したい、さらには丸尾式刺さない美容鍼灸を習得したい、あるいは興味がある方は是非来月お越しください。
認定アレルギー専門鍼灸師養成講座
アドバンスクラス

最終回となる今回は、実技を担当させていただきました。
受講生は、初級に当たるエレメンタリークラスでアレルギー疾患に対する特効穴を、中級のインタメディエートクラスではアレルギー疾患に対する奇経治療・経絡骨盤調整療法・子午治療・刺絡鍼法などの補助療法を、そして上級のアドバンスクラスで経絡治療の本治法を習得されました。
僅か1年でこれだけのことを修められました。

特にアドバンスクラスは10月からスタートしましたが、本当に体を変化させることができる本治法を行うためには脉診、腹診、証決定、補瀉、取穴、適応側など覚えなければならないことがたくさんあり、経絡治療を全く未経験の初心者にも関わらずたった5ヶ月という期間の中で達成されたわけです。
これがどれ程凄いことか!!
受講生のみなさんのやる気に脱帽です。
心から敬服します。
脉診30年などと言われていますがあれは嘘です。
取り組み方です。
彼らはそれを教えてくれました。
教えることは教わることですね。
指導者冥利に尽きます。
アレルギー疾患は治療にさえ来てくれれば必ず治ります。
そのためには経絡系統の気血の変動を調整する治療法が要ります。
それが経絡治療の本治法です。
認定アレルギー専門鍼灸師として、アレルギー疾患で辛い思いをされているたくさんの患者さんを救っていってもらいたいと願っています。
みなさん、1年間お疲れさまでした。
そして我々の学術を信じて熱心に通ってくださりありがとうございました。
これからのご活躍をお祈り申し上げます。

会員のみなさまにおかれましては、認定証授与式に際し最後まで残ってくださり、惜しみない拍手で受講生を贈っていただきありがとうございました。
ご協力に感謝申し上げます。
平成29年度認定アレルギー専門鍼灸師養成講座は無事に終了を迎えることができました。
エレメンタリークラス、インタメディエートクラス、アドバンスクラスを受講してくださった全受講生に感謝とお礼を申し上げます。
来月も会員のみなさんと一緒に経絡治療のお勉強をできるのを楽しみにしております(*^^*)
3月例会は18日です。
実技は宮脇奇経治療です。
楽しみにしておいてください♪
今週も臨床頑張りましょう!
昼休み用事をしていると妻から電話。
出ると死にそうな声で?「・・・しんどい何とかして」とのこと、午後の臨床開始まで20分しかないので急いで来させようとしたが、頭痛と吐き気で動けないらしい!?
仕方がないので帰宅、幸い車で5分くらいの所に自宅があるのでなんとかなるかなと、ただし10分くらいしか時間がとれない。

明日娘が通う幼稚園の行事で保護者は朝から先生たちと準備をしていたが、急に頭痛が起こり次第に吐き気が襲ってきたとのこと。
本人は胃がストップしていると訴える。

頭痛から始まったわけだからまず最初に肝胆が変動して、次いで吐き気は脾胃に横逆したことになる。
難経流に分析すると賊邪であり、相剋的に伝変するのは余りよろしくない。
なので症状も重い。
※詳しくは七伝と間臓を研究してください。
お腹も脉も脾虚肝実になっている。
右適応側の脾虚肝実証で本治法。
銀1寸3分1番鍼で右太白を補う→検脉→脾が充実、心がまだ出ていないので次いで右大陵を補う→検脉→心が充実、相剋する肝の脉位に虚性の邪を触れる、左太衝に堅に応ずる補中の瀉法→検脉→肝の実が取れる、右関上胃の脉位にも虚性の邪を触れる、左豊隆に塵に応ずる補中の瀉法→検脉→脉が整う。
制限時間が来たのでこれで治療をおいて中宮へ戻る。

午後の一人目の患者の治療を終えた段階で電話して様子をうかがうと、
「もう大丈夫\(^o^)/」
治療後数分したらすっかり良くなって引き続き明日の準備をしているとのこと。
安心して臨床に戻る。

あらためて本治法のすごさを知りました。