目の東洋医学

基本的には五臓六腑の精、十二経の気血は全て上に昇り目を養っています。
【臓腑】
目は肝の外候(状態が現れる所)で、詳細には、瞳子(瞳)は腎、鳥晴(黒目)は肝、白晴(白目)は肺、両眥(内外の目尻)は心、上下の胞(瞼)は脾の精です。

小林三剛先生は、腎は発電所で視力、肝は送電線で遠近、心は電灯で明暗を司ると仰られています。

【経絡系統】
①目系または眼系あるいは目本(目と脳を結ぶ脈絡。具体的には眼球の後の大血管や視神経などを指す。)
肝経、心経、胃経、胆経、膀胱経が流注します。

②内眼角(睛明)
心経、胃経、小腸経、膀胱経、陰キョウ脉、陽キョウ脉、督脉が流注します。

③外眼角(瞳子リョウ)
小腸経、三焦経、胆経が流注します。

④眼窩(承泣・四白)
心経、肝経、大腸経、胃経、小腸経、三焦経、胆経、任脉、督脉が流注します。

⑤目上網(上瞼)
膀胱経が流注します。

⑥目下網(下瞼)
胃経が流注します。

⑦目の上(陽白)
三焦経、胆経、大腸経、胃経、陽維脉が流注します。

⑧目を絡す
大腸経、胃経が目を絡(まと)います。

これらを考慮してさらには四診合参して、眼科疾患の治療にあたります。

ONE

鍼灸にはあらゆる流派や様式が在ります。 この多様性が日本鍼灸の優秀性のひとつだと感じています。 各流派に優劣は在りません。 それぞれに素晴らしい学術があり、互いに切磋琢磨する間柄です。 流派は違えど、患者を病苦から救うという同じ使命を持った鍼灸師に違いはありません。 元々1つです。 互いを認め高めあい、上工に成れるように、願いを込めてこの名前を付けました。 どうぞ、よろしくお願いします。