肘内障の治療

知人友人の子供さんに限って、時々珍しい依頼をされることがあります。
肘内障、俗に言う肘が抜けたというやつです。
鍼灸師の業務外ですので普段の診療では使えませんが、やり方を知っておくといざという時に役に立ちます。
色々な整復の仕方があるようですが、僕は柔道整復師の先生に教えてもらった方法で事なきを得ています。

内外の上顆を持って肘を曲げる→手のひらを開いて天井向かせた状態で肘を伸ばしていく。
この所要時間2~3秒の動きの中でコキッというこぎみよいクリック音が鳴って入ります。

失敗しないコツは、躊躇せずにやることです。
腕の痛みと何をされるか分からない恐怖で子供たちはギャン泣きしていますが、臆することなく優しい口調で躊躇せずに整復することが大事です。
整復できたかどうかの最終確認は、「賢かったねー」等と言葉をかけながらご褒美にお菓子をあげます。
この時、患側の手で取らすようにします。
抜けている時は手を挙げることができませんが、入ったら手を挙げてお菓子をつかむことができます。
お菓子で釣れない子供には風船がいいでしょう。
人気キャラクターのシールも有効です。
男の子なら戦隊シリーズ。
女の子ならプリキュアやお姫様などが鉄板です。
下の娘もよく抜けたのでいい練習になりました。
パパを好きになってもらえるチャンスです(*^^*)
冒頭にも書きましたが、整復は鍼灸師の業務外ですので、鍼灸院に肘内障の患者さんが来られた場合は、知り合いのまたはお近くの柔道整復師の先生を紹介してあげましょう。

鍼灸師の鍼灸師による鍼灸師のためのOWND ONE

鍼灸にはあらゆる流派や様式が在ります。 この多様性が日本鍼灸の優秀性のひとつだと感じています。 各流派に優劣は在りません。 それぞれに素晴らしい学術があり、互いに切磋琢磨する間柄です。 流派は違えど、患者を病苦から救うという同じ使命を持った鍼灸師に違いはありません。 元々1つです。 互いを認め高めあい、上工に成れるように、願いを込めてこの名前を付けました。 どうぞ、よろしくお願いします。