点滴が原因!?の首肩痛

ある患者さん。
病院で点滴をしている最中から右の首肩が痛くなったとのこと。
点滴をした場所を聞くと、
右手の三焦経と大腸経の間に注射痕が。
拡大すると、
首肩の痛む場所が丁度三焦経、小腸経、大腸経の流注上。
どうやらこれが原因のようである。

行った治療は、右腎虚証で右太谿、右太淵を補い、右三焦経の外関に枯に応ずる補中の瀉法が本治法。
補助療法は右外関-右臨泣と左照海ー右列缺に奇経灸。
適宜、鼠径部の滞りを流す経絡骨盤調整療法と鎖骨上窩の滞りを流す経絡頚腕調整療法。
以上のような治療で症状は緩解。

注射をしたことによって患部で気血が滞り、三焦経を中心に手の三陽の経気不利に発展したのが原因と考えます。
点滴中に首肩まで進んだのは、やはり陽は素早く積極的がためでしょう。

患者さんの話をよく聴くことと望診と切経で綿密に観察することが大事ですね。

鍼灸師の鍼灸師による鍼灸師のためのOWND ONE

鍼灸にはあらゆる流派や様式が在ります。 この多様性が日本鍼灸の優秀性のひとつだと感じています。 各流派に優劣は在りません。 それぞれに素晴らしい学術があり、互いに切磋琢磨する間柄です。 流派は違えど、患者を病苦から救うという同じ使命を持った鍼灸師に違いはありません。 元々1つです。 互いを認め高めあい、上工に成れるように、願いを込めてこの名前を付けました。 どうぞ、よろしくお願いします。